一人で暮らす一歩は部屋探しから。拘りの部屋を探すのも。
よく考えてみたら、自分で不動産回りしながら部屋探しをした事が無かったなぁ。1回ぐらいはあったかなぁ。
部屋を探していて相談すると友人や知人がそれなりに紹介してくれたから、部屋探しは割りと楽な方だった。住めればいいというのが第一条件だから。
一度だけ、部屋探しで大変な事があった。深刻になる状況でもなかった部屋探しだけど。ある工場で働いてた頃、半年ほど前まで一緒に働いていた先輩が独立したんだ。 独立といっても今の工場の下請けなんだけど。で、俺も誘われていたんだが、わけあって今の工場に最低1年は努める事に決めていたんで返事を保留していた。
その1年が過ぎて、俺もその先輩の下で働く事に決め、工場を辞めることにした。辞めるといっても仕事の内容は変わらないし、今まで通り。生活は工場の寮でお世話になっていた。 寮にいるのは俺一人。 早速、部屋を探さないといけない。でも、工場長は親切に「部屋探しでアパートが見つかるまで寮にいていいよ」と言ってくれた。
ありがたい話だけど、甘えるわけにもいかないし、部屋探しが始まった。普通なら部屋を決めて住む場所を確保してから何だけど、段取り悪く順番が逆になって、仕事を休むわけにもいかないし、部屋探しが疎かに。仕事の段取りには結構自信があって信頼もあったけど、 何時も成り行きに任せ何とかなるだろうと思っていたけど、今回はそうも行かず慌てて部屋探しをした。
けど、なかなか部屋探しする時間がとれない。地元なら友達に無理いってお願いするけど、空いた時間を利用して部屋探しをしてたが、慣れない田舎町で、先輩の奥さんに部屋を探してもらうことにした。ほんと人任せに部屋探し。
急だからなかなか見つからない。当時の田舎町はほんとアパートの数が少なかったから、部屋探しには苦労しました。住めればいいので、出来れば近い場所が俺の望みだったけど。
範囲を広げれば、多少なりとも空いているところはあった。車で約20分くらいの距離だけど、俺は朝が苦手で、遅刻はなかったが、それでも起きるまでが大変。 まして現場仕事は朝が早いから。平気で4時出発とか5時出発だったからね。車で20分は近いと思う人もいるが、都会と田舎の20分という距離的な感覚は違うんだ。
直ぐそこだからと言われて、隣町までを言うし。これが直ぐそこかよって。
わがままだと思うんだけど、早く決めないといけないし、どうしても近くにと、違う場所で部屋探しをお願いした。そうこうしているうちに、ある部屋が見つかったんだよ。
ただし条件があっって、1ヵ月後にその部屋が空くという事だった。場所も近いし、これを逃したら後が無いと思い、そこへ決めた。けど、その間・・・俺どこ住むの?
その間、用意してくれたのは先輩宅の離れ。昔は部屋として使っていたらしいのだけど、今では物置小屋。くもの巣もそこらじゅうにあるけど、掃除したら割りと綺麗だし、1ヶ月ぐらいなら我慢できると。決めた部屋が空くまでそこに住む事になった。
部屋探しは、無事終了。少し”ホッ”とした。が・・・。
寝床についた時・・・、耳元でガサガサと音がする。なんかいるぞ! この部屋!